お好み八ちゃん 中沢啓治
お好み八ちゃん

はだしのゲンで知られる中沢先生の平和マンガシリーズ7巻お好み八ちゃん
初版刊行1986年

お好み八ちゃんを含む異なるお話が4話分掲載されています

表題作のお好み八ちゃんのあらすじを軽くご紹介。
一軒のお好み焼き屋

そこに子供たちに毎日、お好み焼きをタダで食べさせる一人の少年がいました。
少年の名前は夏目八五郎、人の良さと気前の良さで近所でも評判の好青年

ある日、一人の女性が八五郎を訪ねてくる

女の名前は野川美恵、八五郎との関係とは?

八五郎はお好み焼き屋を始める前に鳶職をしていた

その時に誤って落としてしまったセメントが女の足を直撃

女は足が治らないという理由で八五郎に対しお金をむしんしはじめる

毎日毎日、八五郎にお金をせびり、ついに八五郎の資金も底をつく

だがある日のこと、たまたま美恵が他の男とデートしている所を目撃

美恵の足はとっくに良くなっていたのだ

お金が手に入らないとわかり八五郎から去る美恵
そして男にお金を借りようとするが男の目的も美恵のお金だったのだ

お金がないと知った男はあっさりと美恵を振る
美恵はようやく自分の行為が愚かであった事に気づき八ちゃんのお好み焼きの味を思い出す

心を入れ換えた美恵は八ちゃんと供に新しい人生のスタートをきる

お金で買う事のできない人間の心を勉強できる作品です
その他3作品も食べ物と人情に情熱をかける主人公の物語です

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